水中では、浮力・水圧・水の抵抗・水の熱伝導性などの“水の特性”を活かした運動を行うことができます。まずは、この特性をしっかりと理解してから運動に取り組みましょう!!
(1) 浮 力 

浮力とは、物を浮き上がらせる力のことです。浮力のある水の中では、やさしくカラダを支え余分な筋肉の緊張をなくし、リラックスできます。人間のカラダは水に肩まで入ると、体重が約10分の1になりますので、一種の無重力状態になります。その為、地面からの衝撃を軽減させ、膝・腰等に不安があっても安全に運動することができます。

(2)水 圧 
水の中では、深さに応じて均一な水圧を受けることになります。肩まで水に入ると、水圧により圧迫され胸式呼吸はしにくく、横隔膜を上下させる腹式呼吸を必要とします。腹式呼吸は深い呼吸動作を必要とするため、呼吸筋を強化します。また、立った状態では水圧が下半身にかかるため、下半身の末端から戻る血流がスムーズになり心臓への負担を軽減します。
(3)抵 抗
水は空気に比べ約800倍の抵抗があり、空気1と水1000分の1とがほぼ同等の重さとなります。水は粘性が高く、重いという性質をもっています。また、水中で手足などを動かす速度により抵抗が変わってきます。陸上での抵抗はスピードの2乗となりますが、水中では4乗となります。自分が出した力に相当する負荷を水中では受けることになるので、効果的なトレーニングを行うことができます。
(4) 水の熱伝導性
水中での熱伝導率は、空気中の約25倍早くなり、水中では陸上に比べて約30%早くカラダが冷えると言われています。人のカラダには体温を一定にする機能が備わっており、体温を調節するためにエネルギーを消費します。ゆっくりとした動作で水中歩行などを行い、休憩をする際は、カラダを冷やさないようにジャクジーやサウナ等でカラダを温めると良いでしょう。