コレステロールと聞くと“生活習慣病の原因となる身体に悪いもの”というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?しかし、私たちの身体に必要なものであることを忘れてはいけません。適正値はどのくらいか、どうすれば適正値になるのか、コレステロールについてお話しましょう。


脂質の一種で脳や筋肉・臓器などの広い範囲に存在します。細胞の膜やホルモンの生成、食事からビタミンA・D・E・Kを吸収するのに役立つ成分となりますので、不足するとさまざまな臓器に支障をきたします。しかし、反対に脂肪の摂取量が多いと、血液中のコレステロールが増加し、動脈硬化を進行させることにつながります。

高脂血症の治療開始基準
総コレステロール

220以上

LDLコレステロール 140以上
HDLコレステロール 40未満
(単位:mg/gl)

コレステロールの運び屋!!
コレステロールを全身に運ぶ際、動脈の壁にコレステロールを付着させて動脈硬化を促進させます。主に『悪玉コレステロール』と呼ばれています。 
コレステロールの回収人!!
血管の壁から余分なコレステロールを抜き取って動脈硬化を予防する働きがあります。主に『善玉コレステロール』と呼ばれます。

一般に動物性の食品に多く含まれます。食品から摂るコレステロール量は、1日約300mgが目安と覚えておきましょう。

・たまご 1個約250mg

・魚卵類(たらこ・かずのこ・すじこ等)
 1腹約220mg

※ただし、タウリンを多く含む青魚・貝類はコレステロール低下作用があります。

・内臓(レバー・もつ等)40g中
牛肉 約100mg
鶏肉 約150mg
豚肉 約 70mg
・バター・生クリーム
 大さじ1約25mg

 

ビタミンC・Eカロチン
LDLの酸化を防ぐ。
食物繊維
コレステロールの吸収を防ぐ。
フラボノイド
LDLの酸化を防ぐ。
EDA・DHA
LDLを減らす。
リノール酸レシチン
LDLを減らす。HDLを増やす。
食事と食事の間隔が長くあくことで、空腹のあまり食べ過ぎてしまったり、食後にすぐ寝てしまったりすると、コレステロール値が上昇しやすくなります。反対に適度な運動(有酸素運動)をすると、LDLを減少させ、HDLを増やすことができます。つまり、規則正しい生活がコレステロールを適正な値へと導くのです。