腸には吸収しなくてはならない栄養素と、排除すべき毒素や病原菌を見分ける力があります。しかし腸内が良くない状態ではこれらの働きがスムーズにいかず、便秘や下痢といった症状がでてきやすくなります。

腸の環境が悪くなる理由として、日本人の食事がかつての穀類や豆類、芋、野菜、海藻、きのこ類を中心とした食事から欧米化して、肉類や加工食品などの高脂肪・高たんぱく質に偏った食事に移行したことが考えられます。食の欧米化は肥満や糖尿病などの様々な病気を誘発する原因となり、近年日本人の死因に大腸ガンが増えだしたのは、悪玉菌がつくられやすい食生活が影響しているからなのです。

改善方法は特別なことをするのではなく、バランスの良い食生活を日々継続していくことが大切です。



便秘になると腸内が悪玉菌の増えやすい環境になります。美容にも悪く、肌荒れや吹き出物、脂性肌などの症状がでてきます。便秘に良いものでよく知られているのが食物繊維で、悪玉菌が含まれる老廃物を包み込み身体の外へ出す力があります。

臭いオナラとウンチは、腸内環境が良くない状態にあることを示しています。腸内で細菌が腐敗すると、臭いガスが発生し、そのガスがオナラやウンチと混ざって放出されるのです。
腸内環境の悪いウンチは、臭くて色の黒いもので、腸内環境が良いウンチは、匂いが少なくて色が茶色のものです。

腸の働きは、脳の中にある神経がコントロールしています。この神経のバランスがストレスなどによって不安定になると、便秘や下痢になりやすくなります。
ストレスの少ない快適な生活を送る為にも、十分な睡眠をとって脳を休めたり、適度な運動で体の緊張をほぐすようにしましょう。

腸内の善玉菌でよく知られているのがビフィズス菌で、ヨーグルトなどの乳製品に多く含まれます。ビフィズス菌は体に良い影響を与える乳酸や酢酸を作ったり、悪玉菌の増殖を抑えたりする働きがあります。しかしビフィズス菌は口から体内に入れた場合、胃で壊れてしまう事がありますので、ビフィズス菌を増やす作用のあるオリゴ糖を一緒に摂るとよいでしょう。